ウェルニッケ脳症・コルサコフ症候群

ウェルニッケ脳症とは、

ウェルニッケ脳症とは、アルコール多飲や消化管障害、偏食などにより起こる脳機能障害で1.意識障害 2.眼球障害 3.失調 を3大症状を呈する(全て出ることは珍しく20%が1つも症状が出ない)

1意識障害

→コルサコフ症候群(記銘力低下、見当識障害、錯話)になる人もいる

2眼球障害

外転障害、眼振が多い、進行すると外転神経麻痺にあることがある

3失調

治療

1断酒

2ビタミンB1摂取

注意!

ビタミンB 1は糖質をエネルギーに代謝する補酵素であるため

低栄養状態ではまずビタミンB1を摂取させる。

糖分を補給すると、その糖分の代謝でビタミンB1がさらに不足して枯渇してしまう。

ビタミンB1欠乏の理由

1,アルコール多飲者は偏食が多く食事摂食が欠如

2,肝機能障害によるビタミンB1貯蔵能の低下

3.消化管機能低下によるビタミン摂取低下

4.アルコールを分解・排泄する際にビタミンB1が消費される(本来はアルコール脱水素酵素が処理するが大量に摂取するとそれが処理しきれない)

5アルコールがビタミンB1の活性物質を抑制

 

MRI

T2強調画像やFLAIR像で

第3脳室周囲(視床内側)、中脳水道、第4脳室底、乳頭体に高信号域が見られる。

FLAIR像では早期から高信号になる。

 

評価する際はWernicke 脳症の Caine Criteriaを使用すると良い。

|表 3| Wernicke 脳症の Caine Criteria (文献 6 より改変)
下記 4 項目のうち,2 項目以上あれば約 85%の 感度で Wernicke 脳症を検出できる 1栄養障害 2眼振もしくは眼球運動障害(眼筋麻痺,注視
障害)
3小脳失調
4意識変容もしくは軽度の記憶障害

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